今日はもう少し実践的な視点から、
奇跡のコースをどう日常に活かしているのかを書いてみたいと思います。
私が学び続けている、**奇跡のコース**。
けれど私は、スピリチュアル一辺倒ではありません。
心理療法士として、地に足のついたアプローチもとても大切にしています。
なぜ問題はなくならないのか
セッションでは、さまざまなご相談を受けます。
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夫婦関係の葛藤
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お金の不安
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子育ての悩み
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仕事でのストレス
一つ解決すると、また次が現れる。
まるで終わりのないモグラ叩きのようです。
奇跡のコースの視点から見ると、
それはとても自然なことです。
なぜなら、エゴの思考システムは
「問題を維持することで存在を保つ」からです。
問題がなくなれば、
“守らなければならない私”も消えてしまう。
だから無意識に、
新しい問題を作り出してしまうのです。
ホーリースピリットの視点
奇跡のコースでは、
エゴとは別の視点があると教えます。
それをホーリースピリットと呼びます。
それは、外にいる誰かではなく、
私たちの内側にある“真実の部分”。
エゴの目は、恐怖から世界を見ます。
ホーリースピリットの目は、愛から世界を見ます。
出来事は同じでも、
解釈がまったく違うのです。
例えば、誰かに批判されたとき。
エゴは言います。
「私は否定された」「攻撃された」
ホーリースピリットは問いかけます。
「ここで学べることは何だろう?」
「本当に傷ついているのはどの思考だろう?」
この小さな違いが、
人生の質を大きく変えていきます。
過去の記憶が邪魔をする
とはいえ、簡単ではありません。
私たちは過去の記憶をたくさん抱えています。
幼少期の体験、
親との関係、
恋愛での傷、
失敗体験。
それらは、瞬時にエゴを活性化させます。
「また同じことが起きる」
「私は愛されない」
「どうせうまくいかない」
その思考が自動再生されるのです。
だから私は、奇跡のコースと同時に、
ヒーリングもとても大切にしています。
過去の記憶を癒すことで、
エゴの反応が弱まり、
真実の視点を選びやすくなるからです。
エゴを敵にしない
スピリチュアルな世界では、
エゴを悪者にしがちです。
でも私は、そうは思いません。
エゴは、生き延びるために必死だった部分。
小さな私を守ろうとしてくれた存在。
だからまずは、
「ありがとう」と言ってあげること。
そのうえで、
主導権をホーリースピリットに戻していく。
それが、私の実践です。
天国はどこにあるのか
奇跡のコースは言います。
天国は、死後の世界ではない。
今ここにある、と。
エゴの世界の中で、
ホーリースピリットの目を通して見るとき、
同じ日常が、
まったく違って見えてきます。
子どもの笑顔、
光の入り方、
何気ない会話。
以前なら見逃していたものが、
愛として感じられる。
それは劇的ではありません。
けれど、とても深い変化です。
覚醒とは特別な体験ではない
覚醒というと、
何か光に包まれるような体験を想像するかもしれません。
でも私にとっての覚醒は、
もっと静かなものです。
「私はこの思考ではない」と気づくこと。
「私は分離していない」と思い出すこと。
ほんの一瞬でも、
その感覚に触れられたなら。
それだけで、
十分に奇跡なのです。
最後に
私たちはエゴの世界に生きています。
身体もあり、死もある。
けれどその中で、
愛の目を選ぶことはできる。
奇跡のコースは、
日常を離れた教えではありません。
むしろ、
日常のど真ん中で使う学びです。
怒りが湧いたとき、
不安が出てきたとき、
「私は今、どの目で見ているだろう?」
そう問いかけること。
その繰り返しの中で、
世界は少しずつ優しくなっていきます。
そして気づくのです。
変わったのは世界ではなく、
私の見方だったのだと。
それこそが、奇跡なのです。





