food

ベジタリアン料理が美味しくなるおすすめの食材まとめ!フレキシタリアンの生活と料理のコツ

実は私は、ゆるベジともいわれる「フレキシタリアン」です。
基本的に、普段は動物性のタンパク質を食べませんが、フレキシタリアンは、まさにフレキシブルに、
その場に合わせて、あるいは健康のために、肉や魚を食べることもあります。
私の場合は、ベジタリアンにしてしまうと、体のことも心配なため、1週間に1度くらい、お肉か魚をいただきます。
その生活はいいのですが、ベジタリアンになって気づいたのは、美味しい料理を作るのが難しいということ。
そんな私が、ベジタリアン/フレキシタリアン生活におすすめの食材をご紹介します!

 

目次

フレキシタリアン向けの料理の注意点と美味しく作るコツ

 

フレキシタリアンとは、意識的に週1回以上肉食を減らす食生活をしている人のことを言います。
(私の場合は週の5、6日はベジですが)
日本では、ダイエットにもいいと話題にもなっているようですが、世界的にもフレキシタリアン人口はすごく増えています。
私がイギリスに住んでいた20年前でも、すでにレストランではベジタリアンメニューはどこでも用意されていましたし、ベジタリアン フードは簡単に手に入りました。
日本では、まだまだベジタリアンメニューがあるレストランは少ないし、ベジタリアンになるのは、日本ではとても難しいことです。
フレキシタリアンはその点、日本でも実践しやすいスタイルです。

フレキシタリアンでも、動物性タンパク質を摂取する日が少なく、ほぼベジタリアンになってくると、意識的にタンパク質を取らなくてはいけません。
20代の頃、私の友達にはベジタリアン が多くいましたが、そのほとんどが今はベジタリアンをやっていません。それは、タンパク質不足で、体調を壊したことが理由、というのをよく聞きました。
だから、タンパク質不足に気をつける必要がありますが、特にビタミンB12そして女性は鉄分不足になりやすいのです。ごく少量を摂取できればいいので、普通に生活しているとB12不足にはなりません。基本的に、B12はお肉やお魚から得ているものなので、ベジタリアン食では摂取できません。
ただ野菜を食べればいいというのではなく、工夫してタンパク質を取りつつ、ベジタリアン食生活が多く続く場合は、B12は特に、サプリなどを使うほうが安心です。

ベジタリアン料理向けの食材は増えてきましたが、料理をするのに工夫がいります。
美味しく作るコツは、調味料と下ごしらえだと私は思っています。
もともとうまみ成分があるお肉やお魚は、簡単な味付けてもすごーく美味しいですが、お豆中心のタンパク質生活では、味も単調になってしまうので、調味料が大活躍するわけです。
スパイス、ハーブ、ニンニク、生姜、トマトなどもたくさん使います。干し椎茸も以前よりもずっと使うようになりました。要は、いかにうまみ成分を使えるようになるか。
うまみ成分は、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸がありますが、その成分を組み合わせることで、より美味しくなるのだそうです。動物性食品にあるイノシン酸はほぼ取れないわけなので、野菜などにあるグルタミン酸とキノコにあるグアニル酸の両方を混ぜることで、より美味しくなります。
また、マクロビでも言われる通り、昔ながらの製法で作られたいい調味料を使うことで、料理の質もぐんとアップします。醤油や味噌は多少高くても、いいものを使うのがおすすめです。

ということで、フレキシタリアンになる場合、タンパク質の摂取の工夫と調味料選びが重要ポイントです!

私がフレキシタリアンになった理由

私がフレキシタリアンになったのは、「サステイナビリティの秘密」という映画を見たことがきっかけです。

この映画のテーマは、畜産業が、地球環境破壊の原因になっているということでした。
そう、だから、肉だけでなくチーズも牛乳も卵も含めて、それらを食することは、
環境破壊の手助けになってしまうのです。

この映画の監督のキップさんは、環境保護のために、いろんなことに取り組んできたけれど、
「人類みんながこうやって意識を変えていっても、地球温暖化はなぜ変わらないのか」と疑問に思うようになりました。

そして、見落としているかもしれないことを探し始め、彼が行き着いたのが、
畜産業が、環境破壊のはじまりになっているということ。。。

私たちは、必要以上にお肉を食べています。
多くの人たちが求めているから、家畜の数はどんどん増えている。
その家畜が排出するメタンガスの量は、私たちの乗り物などが排出する温室効果ガスの量とは比べ物にならないほどおおい。(86倍!)

家畜を育てていくために必要な水や飼料、土地も、人間が普通に生活するものとは比べ物にならないほど大きな数字になる。

漁業だって同じ。魚の数はどんどん減っている。
あと40年で、私たちがよく食している魚のほとんどは、いなくなってしまう、という。

だから、私たちがやっていることは「パンダを救うために、パンダを食べよう!」と言っているようなものなのだと。。。

40年て、かなり近い未来ですよね。これって、かなり深刻なんじゃない?
そう遠くない未来、私たちが食べられる魚は姿を消し、地球の環境は最悪になっていく。

そんな映画を見た後で、夫婦でなるべくベジタリアンになると決めたのでした。

 

 

ベジタリアン料理が美味しくなるオススメ食材一覧

私のタンパク源は、お豆類が主になります。
日本では、大豆性食品が多いので、豆腐や納豆はもちろん、そのほか、テンペ、キドニービーンズ、ひよこ豆、レンズ豆、白インゲン豆は
よく使います。
調味料のおすすめは、ベジタリアンブイヨン(チキン、ビーフ味)、ハーブの入ったお塩など。

ここでは、ベジタリアンのチキンブイヨン、ひよこ豆の粉「ベサン粉」、各種のソーイミート、最近話題のジャックフルーツを紹介したいと思います。

 

ベジタリアンのチキンブイヨン


名前は、Better than Buillon  「ブイヨンよりも美味しい」という意味。
このブイヨンに出会えたおかげで、私の食事の美味しさはアップしました。
もともとベジタリアン でもなかった私が、フレキシタリアンになったのは、地球環境のため。
お肉が大好きというわけではないにしても、やっぱり動物性タンパク質の旨味が重要だったのだと、気付きました。
ちなみに私は、ものすごくものすごく、味噌汁が大好きなので、鰹出汁だけはやめてませんが。

 

 

ベサン粉

こちらはひよこ豆を粉にしたもの。これをクレープのようにして、野菜をはさんだりすると、ひよこ豆のタンパク質も一緒にとれます。
ベジタリアンの食事で困るのは、タンパク質不足になること。
それに無難にパスタやパンとかも増えてしまったりして、小麦粉を使うことも多くなってしまうので、ほかの方法はないかなーと思っていたときに、ベサン粉を知りました。
これをお豆腐と混ぜて、豆腐ハンバーグにしても美味しいです。
ここにチキンブイヨンを入れるとますます美味しくなります。ベサン粉はアマゾンでインドのものが買えます。


こちらは、ベサン粉と豆腐を丸めたものを、パン粉をつけて揚げ焼きにしたもの。かなりボリューミーになります。

ソーイミート

こちらはすでに知られている存在だと思いますが、いろんな種類も会社もあることを知りました。
ひき肉、唐揚げ用、スライス風など。

ひき肉風

ひき肉も、種類がいろいろありますが、一番お肉っぽく使えるなと思ったのがこちら。
ひき肉は、ボロネーズソースなどにしても、割と違和感なく使えますが、餃子は、ニラの味がキツくなりすぎるので、
今の私が作る餃子は、ニラを入れずに、キャベツとねぎと豆腐とソーイミートというのが一番美味しいと思っています。
もちろん、ニンニクと生姜は必要です。お肉の旨味ってすごいんですね。。。

 

唐揚げ用

正直いって、うまく使わないと、美味しくないです。
唐揚げ用のソーイミートは、下味をつけておいても、なんとなく物足りない時がありますが、会社によっても
味が違うみたいです。
油の味が人間には美味しいようで、唐揚げはうまくいくけれど、インドのタンドリーチキン風はどうだろう?
と試してみたところ、ちょっと微妙。
タンドリーチキン用のスパイスと、豆乳ヨーグルトを混ぜたものに漬け込んでみましたが、味が強すぎるわりに、
ソーイミートの味が残ってしまっています。

スライス風

それで知ったのが、こちら。
ヴィーガンレストランに行ったときに、このスライス風のソーイミートで唐揚げにされていました。
味もしっかりついているし、唐揚げ用の食感は、鶏肉に近づけているものの、やっぱりちょっと違和感がありますが、
スライス風は、薄い分、肉の食感ぽくなり、味もぐんと美味しくなります。

写真は、ヴィーガンレストランの唐揚げのお手本。かるなぁという会社のものだそうです。
こちらも下味がかなりしっかりついていたので、ソーイミートは、味付けが重要なようです。

ジャックフルーツ

日本語のサイトで調べてみると、ドリアンと比較される、巨大なフルーツ。匂いもドリアンに負けず劣らず、、だとか。
でも、欧米のベジタリアンの中では話題のこの食材。
タンパク質は少ないけれど、ものすごく栄養価が高く、
お肉の代用品として人気を集めているのだとか。これでミートボールが作れます。

箱を開けるとこんな感じになってます。
食感が肉のようだけど、味は酸っぱめ。
味は酸っぱさ以外には特になく、食感が大事なようで。ここにスパイスを足したりして、調理します。
確かに食感は肉に近いかも。でも酸っぱさがちょっと気になるかな?
夫はとても気に入っていました。もともとの味がほとんどないので、調理の仕方でかなり肉っぽくなるそうです。
ソーイミートと同じように、調味料が重要なんですね。
日本にいても、アマゾンやiherbのおかげで、海外の食材も買いやすくなりましたよね。

 

 

ベジタリアン のおすすめ食材のまとめ

 

まだまだ開拓中なので、そこまで知りませんが、ベジタリアン 人口が多い欧米から出ている食材は、よさそうなものがたくさんあります。
基本的には、調味料をうまく使い、元々の味が薄い、肉に近い食感のものを使うのが多いようです。
ベジタリアンの食生活に重要なのは、調味料をうまく使うこととタンパク質の摂取の仕方だと書いてきましたが、もう一つの重要な要素は、食感!なんですね。食感が肉に近いだけで、おいしさがアップするのだと思います。

マクロビのように日本から始まったものもありますが、マクロビを実践するのはとても難しく感じてしまうので、お手軽に使える食材がありたがいですね。これからますますベジタリアン人口は世界的にも増えていくそうですから、日本でもベジタリアン レストランや、食材店が増えるといいなーと願ってます。

関連記事

  1. ポーランド料理きゅうりのスープの作り方と代表的なお料理や日本で食べられ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。