真冬のフィンランドでのオーロラ観測の体験談!サンタクロース村の見どころと訪れた感想

フィンランドの冬といったら、やっぱりオーロラとサンタクロース。
大学時代に仲良しだった友人、ヨハンナに会いに、ヘルシンキに行くことになったので、
1週間のフィンランド旅行のうち、3日間は、ラップランドへ行くことにしてみました。
フィンランド内のラップランドのおすすめオーロラスポットと、私が実際に行ったルオストのレポートと
サンタクロース村について、私の体験をまとめてみました。

おすすめオーロラ観測スポットは?

フィンランドのオーロラスポットで有名なのは、サーリセルカ、レヴィ、イナリ、ルオストなどです。
でも、どの場所がいいのか、よくわからないですよね。
ドラマセラピストの私は、演劇的儀式やシャーマニズムも研究しているため、ラップランドの先住民族のサーミにもとても興味があり、サーミ文化も味わいたい、、、
貴重な3日間の中で、サンタもオーロラもサーミも味わいたい、となるとどこを選んだらいいのか???

 

サーリセルカ

サーリセルカは、ウィンターアクティビティもできる場所。サーミ族の方もたくさん住んでいます。
最寄りの空港はイヴァリ空港。サンタ村のある、フィンランドのラップランドのキャピタルシティ・ロヴァニエミからもバスで行けます。

ルオスト

ルオストは、ロヴァニエミからバスで1時間ほど。特に有名なのはアメジストの採掘場があり、そこに行くツアーもあるとのこと。
最寄り空港は、ロヴァニエミ空港。

レヴィ

レヴィも人気のスポットだそうで、スキーなどのウィンターアクティビティが楽しめます。最寄りの空港はキッティラ空港。

イナリ

イナリは、建物の明かりも少なく、凍結したイナリ湖のそばで、オーロラが見やすいとのこと。中でも一番サーミ文化を味わえそうな場所。最寄り空港はイヴァリ空港。

ラップランドなんて、そうそう行ける場所ではないし、やっぱりサンタ村は外せない。
そうなると、最初に一番興味を持ったイナリは、ロヴァニエミからも遠いし、ちょっと交通の便も、初心者には大変そうなので、残念ながら諦める。

ロヴァニエミからいけるおすすめスポットに絞ると、ルオストとサーリセルカ。
サンタ村まで行くことも考えると、行きやすさはルオストのようだったので、アメジスト採掘も決め手となり、ルオストに決定!

そもそも、ラップランドはどこなのか?

ラップランドは、北極圏の限界線から北側に位置し、
フィンランド、スウェーデン、ノルウェイ、ロシアの4カ国にまたがる、
伝統的にサーミ族が住んでいる地域のことを言います。
実際には国境はありますが、国境はあってないようなものになっています。
サーミ人は、独自の生活スタイルを今でも持っており、ラップランドは、半国家のような形になっています。
言語もサーミ語を話すそうです。
そういえば、『ククーシュカ・ラップランドの妖精』という映画ではサーミ語が話されています。

ヘルシンキからロヴァニエミへ!(オーロラ観測1日目)

ヘルシンキからラップランドのキャピタルシティ・ロヴァニエミまでは、フライトで1時間15分ほど。
そしてロヴァニエミからバスで1時間半ほど、北極圏から北へ100キロほどのルオストに到着。
私が行った年は、暖冬だったようで、当時私が住んでいたポーランドもそこまで寒くなかったけれど、
ついてみると、絶対寒いと思っていのに拍子抜けのマイナス6度。
道ゆく男性がTシャツで歩いている。彼にとっては、相当暑いようだ・・・
ポーランドでも寒い時はマイナス20度にもなるので、マイナス5度くらいだと、
寒がりの私であっても、それほど寒さを感じなくなります。

着いた日から雪、雪、雪。
これではオーロラは無理だろうな、と思いつつ、夕食後、8時から2時間ほど湖の周りを散歩。
暗い中にそびえる雪をかぶった木々、信じられないほど美しい世界。
それと同時に、自然の迫力。こんな世界が存在しているのか。畏怖するというのはこういうこと・・・。
雪が降り続き、やっぱりオーロラ見れず。

ラップランドで有名な食べ物

サーミ人もトナカイの遊牧をしていますが、ラップランドではトナカイ肉をよく食べるようです。
以前はベジタリアンだったヨハンナに、おいしいから絶対食べるように言われましたが、
正直私には、強すぎる肉の味。トナカイさんごめんなさい、結局半分残しました。

ルオストのアメジスト採掘場

ラップランドのサーミのシャーマンが「スピリチュアルな世界と、人間の世界の交わる場所の一つ」としている
アメジストが採掘できる丘があります。ここからラップランドが見渡せます。

今は標高400メートル弱のこの丘は、20億年前はアルプス級の山だったと言われており、このアメジストの歴史もそこから始まる。
「山の歴史を考えたら、世界で最も深い採掘場所の上にいるんだよ」とガイドさん。

ルオストのアメジスト採掘は、昔のままの方法で、商業的なものではない。
ブラジルと比べると、気候的にも採掘が難しいし、人件費も高い。
しかも山が古いこと、アメジストの成長する時間がとても長いことなどが理由だそう。
ブラジルのアメジストは100年で1センチ成長するところ、
ルオストのアメジストはなんと100万年に1センチしか成長しないのですって!!!
それは貴重なはずです。

採掘体験は・・・

お話を聞いた後で、実際に採掘体験。
とったアメジストは一つだけ持って帰っていいって。やったあ、いいアメジストをとるぞ!!
と思ったら、掘り始めることたった5分で、「はい、終わり~!」

えええええええもう終わりなの?
もっとざくざく掘って、少しでもいいものを採りたかったのに・・・。

ところで、ルオストで売られているアメジスト・ジュエリーの中には、ブラジル産も混じってるそう。
「ルオストのアメジストは、商業的じゃないって言ったでしょ」だそうです。
もしや、商業的なのは47ユーロもする、このツアー・・・

 

オーロラ観測2日目

 

2日目も、朝から雪が降り続き、これじゃあオーロラは期待できないかも・・・とがっかり。
ルオストは私が行った頃、すでに1週間も天気が悪く、ずっとオーロラが見えてなかったそう。
短い旅だから、2日間しかチャンスないのに。。

ということで、ホテルのチラシで見つけた
「オーロラスポット、スノウシューズ・ウォーキングツアー」に参加しようかとずっと迷い、レセプションで質問。
ツアーの説明には、オーロラが見やすいポイントまで連れて行ってくれると書かれている。

自分では分からなくて、行けないようなところにも行ってくれるのかも??
でもこんなお天気の悪い日は、どこに行ったって、見えないだろうなあ~。
やっぱ自分で行けそうなところに、歩いて行くだけにしようかなあーと悩む。

しかしレセプションの人たちは、なんだか皆ポジティブ。

「天候は変わりやすいですし、昼間も少し晴れ間が見えたし」
「オーロラ見えなくても、すごくいい場所に連れて行ってくれるんですよ」
「古代の森の中を歩くのも、すごく素敵ですよ」
「行かないよりは、行った方がいいと思います」

そんな言葉に励まされ?(故意ではないと思うけど、だまされて)、結局ウォーキングツアー参加することに・・・

オーロラスポット、スノウシューズ・ウォーキングツアー

出発の8時頃、空には星が見えだして、これは!!!!!晴れて来たの???
大はしゃぎをする私に、インストラクターも「君はラッキーだね!今日は久しぶりに見えるかもね!」

参加者はなんと私だけという、ツアー。スノウシューズをはいて、さあ、古代の森へ!!!

歩き始めること30分。
あのー。これって、私が昨日一人でお散歩した、湖の周りにある、木々の間ですよね。
さっきから、「森を歩く」と言ってますが、これは森ではなく、湖と遊歩道の間にある、木々ですよ。。。。
森でもないし、小規模な林という感じですけれど・・・。そしてなぜこれが「古代の森」と言われているのかもよくわかりません。

でも、まあきっとオーロラスポットに行ってくれるはずだし、大丈夫大丈夫。
自分を励まし、頑張って歩く。
スノウシューズを履くと、雪の中にズボッと深く入らずに、歩きやすくなるという。
でも、歩きにくい。ものすごく厚着をして臨んだツアー。
すでに汗だく、結構きつい。木の向こうには遊歩道があるのに、なぜこの木の間を歩くんだろう。

そう言えば。
さきほどオーロラ、オーロラと言っている私に対し、インストラクターがふと言った言葉を、私は一応聞いていた。
でも、あまり気に留めたくなかったので、スルーしていた。
「このツアーは、オーロラを見に行く、というよりも、スノウシューズ体験だからね」

インストラクターはやけにロマンチックで、相当スノウシューズが好きらしく、
時々写真を撮ったり、景色を眺めたりして、とても楽しそう。
一方私は、ついて行くのに必死で、空を見上げる余裕さえなし。

北の空半分が晴れて来て、あとはオーロラ待つのみ。
ようやく木々を抜けて、凍って、雪も積もってしまった湖の上を歩く。
ものすごーく、きれい。よく考えたら、凍った湖の上を歩くなんて、すごい体験だ。
歩きやすくなったため、やっと景色を見て感動。
人が歩くためには、氷の厚さは、5、6センチで十分、30センチも凍っている場合は、バスも通れるそうです。

インストラクターが、
「最後に絶好のポイントに連れて行くから、そこでオーロラ待つといいよ」
といい、スノウシューズはいらない道、というよりもあるとかえって歩きにくい、普通の道路を歩き、
ホテルから徒歩3分の、違う凍った湖まで連れて行ってくれた。
確かによく見れそう・・・。

あれ、でもツアーって、ツアーって、自分で行けるようなところしか行かないの~
ああそっか、これはオーロラじゃなくて、スノウシューズ体験ツアー。

って、そんなことなら、あんなチラシにしないでよっ!!!

でも、スノウシューズなんて、静岡人の私には、縁のなかったものだし、
凍った湖も、雪で覆われた「古代の森」も、私にはすごい体験だったのだし。
実際、本当に、オーロラがなくてもすごーくきれいな景色だったし。ということで、むりやり納得。

ちょうどこの日から日本のツアー30名くらいの方が到着。
ホテルで聞いたといって、インストラクターが教えてくれた「絶好ポイント」に
日本の方が3名来た。
え、ホテルで聞いたの?
そんなに簡単に教えてもらえるポイントだったんだ、私は古代の森経由だったんだけど・・・。
あっ、ちがうちがう。私はスノウシューズしに行ったんだ、オーロラじゃなかったわ。

結局、この日何時間もオーロラ待ちをしましたが、オーロラ見れず。
日本の方の情報によると、ラップランドはオーロラが見にくいそう。
オーロラ見るのなら、アラスカかイエローナイフの方がいいよ、アラスカはすごく見やすいよ、と教えてもらいました。
いつかアラスカに行かなくては。。。

 

 

サンタクロース村(ラップランド3日目)

オーロラは見えなかったけれど、最終日はサンタが絶対いるサンタ村へ。


サンタ村は、ロヴァニエミ駅からばすで30分ほど。ロヴァニエミ空港からは3キロととても近いです。
サンタ村の見所は、もちろんサンタクロース。
サンタクロースに実際に会ってお話をして、一緒に写真を撮ることもできます。
私が行った時は長蛇の列。サンタの写真は自分では撮ってはいけないので、
遠くから見て、終了。
後から知ったのですが、日本語も話せるサンタもいるようです。
(って、その言い方だと、サンタが複数いることがバレるじゃないか)

ところで、サンタさんは、オーディションで決めるのだろうか。
それとも理想的なサンタにふさわしい人物を選ぶため、人格テストなんかもあるんだろうか。
毎日同じ人じゃ大変だから、3人くらいでローテーションを組んでいるんだろうか。
あらゆる言語に対応できるように、もっと大人数のサンタチームがいたりして。

サンタ村には、郵便局があり、
ここでは毎日世界中から来る、サンタへのお手紙の仕分けがされていました。
たくさんの国から、色々な言語でお手紙が届いています。日本の子供からのお手紙を見ると、
なんだか嬉しくなってしまう。
クリスマスにサンタから手紙が来るサービスもあるというので、
私も、いとこの子供たちへ、サンタさんからのお手紙が届くように手配をしてきました。

それから、サンタ村の中には、北極線が引かれているところがあり、そこをまたいで北極圏にはいることもできます。

 

サンタクロースはなぜフィンランドにいるのか?

 

そもそも、何でサンタクロースはフィンランドに住んでいるんでしょう?

サンタクロースのモデルは、4世紀頃の東ローマ帝国の聖ニコラウスと言われています。
親に売られそうになっていた貧しい子供を救ったり(この時、金を靴下に入れておいたのだとか)、
溺れ死んだ人を蘇らせた・・・などの伝説を持つ人で、とても人気のある聖人だったようです。
その彼の記念日が12月6日。この日のお祝いがヨーロッパで盛んになったそうです。

ちなみに、ポーランドではこの日は、「ミコワイキ」とよばれていて、この日もプレゼント交換をします。
なので、聖ニコラウスを祝う国の子供たちは12月は2回プレゼントがもらえるのです。

時がたって、アメリカ大陸が発見され、多くのヨーロッパ人が移住します。
聖ニコラウスのお祝いが盛んだったオランダでは、「ジンタ・クロース」とよばれていて、
移住したオランダ人がこの話をアメリカで伝えます。
その物語が挿絵になり、サンタクロースのイメージができていきました。

また、イギリスでは聖ニコラウスのお祭りが悪習慣化してしまったため、禁止されるようになり、
その隠れ蓑として、オランダの呼び名が使われるようになったそうです。
同時に聖ニコラウスの名前が消えて行きました。

それとキリストがこの世に来たとされる12月25日がくっつけられて、
クリスマスにサンタクロースが来るということになっていったようです。

そのサンタクロースは、最初は「北極」に住んでいるということになっていたのですが、
そんなところに住めるのかという矛盾が出て来て、
アメリカの新聞社が1925年に、「ラップランドに住んでいる」という記事を
出したため、フィンランドがそれにのっかってしまったようなのです。

でも確か、サンタ村では、サンタさんが住んでいるところは、本当は人間には分からない場所で、
人間とコンタクトをとれる場所として、ラップランドを選んだ・・・という感じで説明されていました。

 

サンタ村から空港へ戻る道、最後のオーロラ挑戦

サンタ村には、カフェやお土産物屋さんがあり、それなりに楽しめるのですが、
あまり広くもなく、
夕食を食べた後、この後フライトまで何しようかなあと悩んだ結果。
本当はタクシーで空港まで行く予定だったのですが、
3キロくらいなら、歩けるんじゃないか?と思ってしまい、
明るいサンタ村を出て、空港まで歩くことにしてしまいました。
オーロラが見えるなんて思わなかったけれど、雪も降っていなかったし、最後の最後のチャンスを期待して。
サンタ村でお土産見るよりも、暗い道を歩く方が、いい気がして。

結局やっぱりオーロラは見れませんでしたが、
サンタ村から空港まで歩くなんてことを、大抵の人はしないだろうので、それで勝手に満足。

真冬のラップランドの旅まとめ

ラップランドは、短期旅行では、オーロラ観測には向かないそうですが、
サーミの文化も味わえるし、何よりもサンタさんにも会えるので、色々なことが楽しめる場所です。
ウィンタースポーツが好きな方には、もっと色々できることがあるでしょう。
でも、太陽が出ている時間が少ない、薄暗い時間は、幻想的で本当に美しいし、
その中を歩くだけでも、貴重な体験が味わえます。
バスも十分に出ているので、一人旅でもそれほど大変ではありません。
私はオーロラが見られませんでしたが、真夜中に自然の中を歩いたり、
モンスターのように大きな木々の間を歩くのは現実から離れ、自然と向き合う素敵な時間でした。
でもオーロラのためには、いつか、アラスカに行こうと思います。

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