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40代からの結婚には、新しい結婚観が必要

私は、男女ともに、結婚が難しくなっているのは、
結婚を邪魔する思い込みがあるからだというお話をしています。

でももう一つ、覚えていてほしいことがあります。

それは、新しい結婚観。
それはどんな結婚観なのでしょう?

目次

ソウルメイトとの心の成長を大切にする結婚

新しい結婚観とは、
年齢、年収、肩書き、学齢など数字に惑わされない、ソウルメイトとの心の成長を大切にする結婚です。

女性の生き方は、時代とともに、大きく変化しました。
ほんの少し前まで、女性には、今のような選択肢などありませんでした。
どれだけの女性が、自分の好きなことを勉強したり、仕事を追求できたでしょうか?
どれだけの女性が、好きなように海外に行ったりできたでしょうか?
どれだけの女性が、恋愛を楽しめたでしょうか?
どれだけの女性が、「自分らしい人生」をデザインすることができたでしょうか?

女性がもっと自由に生きる選択肢を与えられた時代に、
なぜ私たちは、今まで通りの古い結婚観に振り回されるのでしょうか?

母や祖母の時代、結婚は今よりも簡単に起きていたように思えます。

でも、
私のワークを受けてくださっている方の中には、
うまく機能していない家族の中で育ったために、「アダルトチャイルド(AC)」
となり、苦しんでいる方がたくさんいます。

それだけたくさんの「子どもたち」が苦しんでいるのなら、
やはり、祖母や母の時代の結婚が、必ずしもいいものだったとは言えないでしょう。

結婚できればいいってわけではないし、
子どもを産めばいいってわけではないのです。

私たちは、母や祖母の時代とは違う結婚をしていく、女性の新しい時代を切り開いていく存在なのです。

結婚はパートナーシップを育てる場所

結婚で一番重要なのはパートナーシップ。

拙著『恋愛ドラマセラピーで35歳からの理想の結婚を手に入れる』に書いてあることですが、ここでもう一度書いておきます。

結婚は「分離されていた二者の再統一」だと、アメリカの神話学者、ジョーゼフ・キャンベルが言っています。
夫婦がふたりでひとつになること。
それこそが、結婚の真の意味だと言うのです。

彼はこう言っています。
「結婚は単なる肉体関係ではない。それはひとつの試練です。
そしてその試練とは、二者が一体になるという関係において、エゴを犠牲にすることを意味しています」。
(ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ著『神話の力』より)

結婚とは、通常の「自分」を超えた、「ふたりとしての自分」のためのものであり、
私たちが考える以上に、もっともっと深い結びつきと言えます。

拙著を書いた時、
35歳は、日本では「女性が結婚できる年齢のボーダー」とされてしまっていると感じていました。
この年齢も少しずつ上がっていて、今は38歳くらいがボーダーになっているのかな。

でも、私はあえて、
「35歳からのほうがソウルメイトと出会いやすい」と話しています。

それはなぜかというと・・・。

ヨーロッパでは、ある程度経験を重ねた大人の女性が、モテると聞きます。

恋愛大国フランス出身の女性は、
「20代は子供。30代になって初めてセクシーになったといえる」と話していましたし、
色々な経験をしている年齢の高い女性が、
「人間味が深くなり、人気が高い」のだそうです。

男性にとって魅力的な女性とは、成熟した人。
バツがあったり、子供がいたりすることは、プラスの要素だというのです。
色々なことを乗り越えて来た女性の方が、尊敬されるのです。

日本では、残念ながら、マイナスに見られがちなことが、
「だからこそいい」と言えることは、さすが、恋愛の機微を知り尽くした国の人たちの意見です。
本当に素敵だと思います。

私も、ある程度年齢を重ねた方が、いい結婚ができると信じています。
やはり人生経験を積むことで、誰かと一緒に生きることの意味がもっと分かってくるでしょう。

欧米は離婚率は日本よりも高いかもしれませんが、
そのかわり、
一生をかけて恋愛、結婚ができる感じがします。

日本も離婚率が上がってきているのですから、
こういう新しい考えを取り入れる時なのではないでしょうか。

一昔はやった「負け犬」という言葉に当てはまってしまう、
なんだか肩身が狭い女性たちは特に、「素敵な結婚ができる」と宣言したいと思います。

そして、
もう無理だと諦めてしまったり、
未来を不安に思うのではなく、
35歳からの
「新しい結婚観」をもってほしいと思うのです。

私は、結婚とは、
「成熟したひとりの人間が、成熟したもうひとりの人間と、一緒に愛を育てていくもの」
であり、
さらに「ふたりの人間が、一体となり、成長していく場所」
だと考えています。

それは、
「安定したいから」
「寂しいから」
「適齢期だから」結婚したいと思うこととは、全く違い、
結婚が、人間の「魂」の成長のためにあるものととらえることです
だから「ソウルメイト」というのです。

もちろん、10代であろうと、20代であろうと、
ソウルメイトに出会える人は、出会います。
でも35を過ぎても、40、50代になっても、まだ運命の人に出会っていないのなら、
結婚とは何か?をもう一度考え直し、
自分のために、自分らしい結婚を目指してほしいと思います。

年齢を重ねることは、素晴らしい結婚ができるだけの経験を積んでいること

新しい結婚観をもつことで、
自分が、素晴らしい結婚ができるだけの経験をつんでいるんだと
信じることができるでしょう。

女性は社会の価値観を変える力を持っています。
もし多くの女性たちが、35歳を過ぎたからこそ、私は魅力を増した
と自信を持って言えるようになったら、おそらく男性たちも変化していくことでしょう。

自分の人生のドラマは、自分で創ることができます。
新しい結婚観で、自分の結婚の舞台を作り直してみてください。

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