Mission

コロナ離婚を防ぎたい!そう願うあなたに考えてほしい結婚の本当の意味

コロナ離婚。
最近この言葉を何度か耳にしました。
外出自粛要請で、テレワークになったり、仕事が休みになったりして、
いつもだったら、家にいない旦那さんが家にいる。
それだけでもストレスになるのだから、ケンカも増えるのは当然ですよね。
でもこれは、コロナが問題なのではないのです。
夫婦は、お互いがお互いの鏡。
だからそれぞれの心の問題をうつし合う仲間なんです。
ソウルメイトというのは、単なるロマンチックな間柄なんかじゃあないのです。
この「問題」を乗り越えて成長していくための、修行仲間なのです。
私も、この修行中の身ですが、だからこそ、離婚の危機を学びに変えて、
本当の愛を育てていくためにできることを書いてみたいと思います。

今日は、私が悩んできたことを、正直に書いてしまいますよーー

目次

私に訪れた結婚の危機

私は先日結婚7年目を迎えたばかりですが、
子どもを産んだ後から、少しずつ、結婚が難しく感じるようになっていました。
それは、
まさにコロナ離婚の危機と同じ理由でした。

子どもを産み、二人で育てようと決めた私たちは、
二人で一人分の仕事をするような形で、
主に私のスケジュールを中心にしてもらいつつも、夫と協力しながら育児と仕事を両立していたんです。

それは最初はうまくいっているように感じていました。
子どもにとっても、夫婦が二人で協力して育児ができるのはとてもいいことですし。
だから私たちは、一度も子どもをどこかに預けたこともないのです。

夫と一緒にいる時間が一気に増えました。
それまでは、仕事に行ったり、友だちと遊びに行くこともしょっちゅうでしたが、
お互い仕事は一応あるものの、家で仕事することも多く、
家にいる時間が増えてしまい、
仕事がないほうが娘を見るので、自分の自由時間はほぼなくなり、ストレスがどんどん溜まっていきました。
ちょうどその頃は、夫も仕事が家でできたりしていたので、仕事で出かけることもなく、
朝も昼も夜も一緒にご飯を食べるわけです。

おまけに、夫と育児についての意見が合わずにバトルが始まってしまったり。

自分の自由な時間はないけれど、
夫が仕事に行き、娘と二人になったときだけが、唯一の息抜きの時間、って感じでした。

こんなにも、一緒にいる時間が増えるなんて。
想像もしていなかった苦痛です。
普通の家庭ではほぼ起きないことでしょう。
家にいるのが一番くつろげないなんて!!!!!

子どもがもう少し大きくなるまで・・・自分に言い聞かせながらも、
夫に対しての怒りはどんどん溜まっていくのがわかりました。

私は、結婚のワークをしているのです。
それなのに、結婚で苦しんでいるなんて。

結婚している夫婦の95%は本当の愛を知らない

結婚は「分離されていた二者の再統一」であり、
「結婚は単なる肉体関係ではない。それはひとつの試練です。
そしてその試練とは、二者が一体になるという関係において、エゴを犠牲にすることを意味しています」と、
アメリカの神話学者、ジョーゼフ・キャンベルが言っています。
(ジョーゼフ・キャンベル&ビル・モイヤーズ著『神話の力』より)

拙著にも書いていたこの言葉が、胸に染みていました。
自分で書いたことなんだから、ちゃんと乗り越えたい、これが私の学びだということを
しみじみと感じていたのです。

ちょうど、2年くらい前に、私は、ヒーリングコードというエネルギー療法に出会いました。
ものすごくストレスを抱えて、もう離婚してもいい!と思うくらい、
夫に対する怒りは溜まっていました。
でも、その反面、二人の関係がいい時も確実にあったりしたし、
彼への怒りは自分の問題だということも、わかっていました。

ヒーリングコードの創始者のロイド博士は、「愛を教える人」だと私は思っています。
彼は、レクチャーの中で、
「アメリカで結婚を継続しているカップルの95%は本当の愛を知らず、
契約に基づいた結婚をしている」
というようなことを言っていました。
結婚しているカップルなので、離婚された方は含まれません。
となると、ほとんどの人が、「本当の愛」を知らないことになります。

そしてロイド博士自身、本当の愛を知らずに、
「あなたが〇〇なら、愛してあげる」「あなたがちゃんと〇〇をしてくれるのなら、愛することができる」
というような「契約」を交わす結婚を、愛だと思い込んでいたのだそうです。
多くの結婚は、こういう状態に、実はあるのです。

 

ある時、彼自身の結婚がうまくいかなくなった時、
ロイド博士は、「お前は本当の愛を知らない」と啓示を受けるかのように、
天からの声が響いたのだそうです。

最初はその考えに抵抗したロイド博士でしたが、
確かに・・・と気づき始めたそうです。

ロイド博士が教える「契約に基づかない愛」を簡単に言ってしまうと
「相手の悪いところリストが全くない状態」です。

相手の悪いところを我慢するのではなく、それを問題としてみないということです。

そのためには、本気で、100%相手を愛するという決意が必要になります。
それは、100%相手を優先させることです。
(もちろん、DVなどの問題がある場合は、例外です!)

ロイド博士のレクチャーを聞き、私はヒーリングコードを使いながら、
夫を本当に愛するために、自分の心を癒していく修行を始めました。

私の中で、可愛い娘を一緒に育てている、本当は一番の仲間の夫を、心から愛したいという願いがあることは
わかっていました。

パートナーは、本当に私の問題を映し出してくれる鏡でしかない

私にとって、ヒーリングコードは、単なる癒しのツールだけではなく、
愛を学ぶ場所でした。
ロイド博士のように、奥様を愛せるようになりたい。
相手の悪いところリストをあげずに、相手をあるがまま受け入れられるようになりたい。
そんな思いを持ちながら、頑張っていました。
でも、
頑張るというのは、ものすごくストレスになるのです。

そして、これだけではダメなんだという時、1年前になりますが、
今度は、奇跡のコースが私に授けられました。

奇跡のコースでは、
相手がやっていること、言ってくることは、すべて私のエゴが見せていることだというのです。

夫に見ているのは、全て、私の問題。

夫は確実に、忠実に、私が問題を乗り越えられるように、その問題を演じて見せてくれているわけです。

奇跡のコースでどう考えていくのかを説明するのは、ちょっと難しいので、ここでは省略しますが、
何にしても、彼が問題ではなく、本当に私の心の問題なのだと理解できたことで、
私の心の癒しが加速していきました。

誰もがみんな、愛を求めて叫んでいるだけ

奇跡のコースでは、どんなに喧嘩していても、
それは愛の交換だと言います。
つまり、私たちはみんな、愛を求めて叫んでいるんです。
彼がどんなに怒ったとしても、私がどんなに怒ったとしても、
私たちは二人とも、愛を求めて叫んでいたのです。

奇跡のコースのレッスンに従いながら、「目の前で起きていること」を超えて、
「真実を見る」という練習を重ねていきました。

私のエゴが見せている世界ではなく、
私の中にいる、「精霊・ホーリースピリット」の目線で世界を見る・・・という決意をするのです。
簡単ではありません。
肉体の目で見える世界に惑わされずに、心の目で、相手を見るのですから。
頭で考えている状態では、絶対にできないことです。

私はこんなにも、彼を愛したいという思いがあるのだということが支えになり、
私は、奇跡のコースにすがりながら、レッスンを重ねていきました。

私たちはみんな、愛を求めているだけ。
それは彼も私も同じ。

少しずつ、少しずつ、私たちの関係は良くなっていきました。

そしてコロナがやってきた

コロナ感染のリスクが始まった時、
イギリス人の夫は、早々と外出する頻度を減らしたいと言ってきました。
2月の終わり頃でした。
たまたま夫が調子を崩したのをきっかけに、私たちは最初の一斉休校が始まる前に、
家にいる時間を増やすようになりました。
そんな時、3月から夫の仕事もキャンセルになり、私のクリニックの仕事もキャンセルが決まりました。

ということで、もはや家にいるしかなくなってしまった私たち。
今までは、仕事に行くことが息抜きにもなれていたし、
夫の外での仕事も増えていたので、それも私にとってはいい時間になっていました。

私としては、夫が過剰に心配しているように見え、それもなんだかイライラさせられていました。

日本はまだまだ、あまりに気もしていない感じ・・・
でも私たちは家にいる。
一緒にいる時間はもっと増え、外にでることもできない。
私はそこまで心配していなかったので、夫と意見が合わず、
再び喧嘩が増えるようになってしまったのです。

コロナのせいで!と何度思ったことでしょう。
でも、コロナのせいではないことも、本当はわかっていました。

 

夫婦のバトルを止めるための考え方

相手の悪いところリストをあげない。

彼を見ると、いいところよりも、悪いところのリストのほうがいっぱいでした。
でも、
その悪いところリストを「問題ではない」のだと理解していく作業をしながら、
今、彼がこうやって心配していることを、本当に受け入れると私は決めました。

結局のところ、夫婦の喧嘩は、どっちが正しいのかという言い合いの喧嘩でしかないのだと思います。

私たちはみんな、自分が正しいと信じたいし、自分のやり方を通したいものです。
家族になると、それぞれ自分のルールを持ってきて、それを譲り合いながら、二人のルールにしていくわけですが、
どうしても譲れないことがあると、そこでバトルが生じてしまうのでしょう。

それは大抵、無意識の中で大切に守ってきた価値観だったりするので、
自分でも何を守っているのかはっきりとわからないままに、ただ頑なになってしまうのです。

そのことに気づき、
私はこだわることをやめました。

何も、問題ではない。

私は何が何でも、娘に幼稚園に行ってほしくて、それは、
娘に楽しい時間を過ごしてほしいという気持ちからでした。
その時間がなくなることを、なぜかとても恐れていました。

そして、もう一つ。心配しすぎている自分がなんか恥ずかしいな、とか、
そのためにワークショップの延期をしなくてはいけないなんて、申し訳ないなという
完全に周りの目を気にしている自分にも気づいていました。

一方夫は、娘に何かがあったらどうするのかという心配と、
私の高齢の父への心配があり、
両親をすでに亡くしている夫にすると、親をなくした悲しみがわからない私にイライラしていたようでした。

その時私は、
私のこだわりを手放すことにしたのです。
どっちが正しいのかなんて、もう問題ではない。
私は幸せになるために、自分のエゴの声を手放すことにしたのです。

私にとって、本当に大切なのは、家族だった。

夫、娘、両親。
特に一緒に暮らす夫が、心配ならば、彼を安心させることが、私が彼にできることなんだ。
そこに気づいてから、私たちの関係は、ようやく穏やかなものへと変化しました。

本当に相手を思いたいと願うだけでいい

コロナ離婚という言葉を聞く少し前、
「結局私たちってずっと家にいるけれど、なんか最近いいなあー」と思えるようになっていました。

娘も幼稚園に行きたいと言いながらも、
家族で本気で遊ぶ時間が増え、私たちの喧嘩はなくなりました。
もちろん、時々、いらっとさせられることはありますが、それは普通のこと。
そもそも喧嘩することも悪いことだと思う必要もないのです。

何しろ私たちはみんな、愛を求めて叫んでいるだけなんだから。

夫のおかげで、私の奇跡のコースの学びは、かなり進み、
先生のけいこさんにも、二人はすばらしいね、と褒めていただいています。
(いやいや、努力したのは私だけどね!と言いたいけど)

夫がいなかったら、私はヒーリングコードも奇跡のコースも学べなかったわけですから、
私が自分の必要のために、夫の中に問題をたくさん見ていたとしか言えません。

私を支えてくれていたのは、間違いなく
「私は、残りの5%に絶対に入りたい。絶対に本当の愛を知りたい」という思いでした。

まだ学んでいる最中です。
でも、確実に私の中で、「本当の愛」を感じられることは増えています。

夫婦になるということは、こういう学びを重ねて、お互いを本当に愛することなんだと
心から感じています。

今コロナ離婚の危機にある方が、今すぐにできること

さて、ではコロナ離婚の危機にある方は、
じゃあ、奇跡のコースを学んでみて!というのはハードルも高いし、時間もかかってしまうでしょう。

今、少し学びを進めた私が、お勧めする具体的にできることは・・・

「目の前にいるパートナーへの怒りなどは、全て自分の問題である」と認めること

すでにストレスになっていると思うので、
1日5分でもいいので、一人になって、ゆっくり座り、出会ったときや、相手の好きなところを思い出す時間を持つこと。
そして、その思い出の中で、彼のエネルギーに向かって、ただニコッと笑うこと。

そして、「この人を愛したいと願えるようになりたい」と願うこと。
この人を愛したいというだけでもいいですが、
心に抵抗を感じる場合、
愛したいと願えるようになりたい、と思うだけでいいです。

願えるようになりたいので、まだまだ先のことでいいのです。
これはロイド博士が教えてくれたことです。

コロナは問題を見せてくれているだけ

コロナのせいで離婚をするのではなく、
コロナのおかげで、夫婦の成長のチャンスが来ているだけです。

何より、この夫婦の危機を乗り越えて、成長することほど、本当に楽しいことはないのです。

離婚して、相手を変えても、自分の心がかわらなければ、
問題は残り続けます。

コロナは、私たちにたくさんの学びを与えてくれるきっかけとなっていますが、
家にいる。それは、つまり、自分の内側を見つめる時間が増えることなのです。

契約がうまくいっているから、夫婦間がうまくいっているだけなのは、
本当の愛ではないわけですが、
そんな時に愛を学ぼうとはきっと思わないでしょう。
でも、
契約したように物事が進まない時に、本当の愛を理解する機会が訪れるのです。

だから、これは、夫婦として、成長するチャンス。

結婚は、学びの場です。

離婚するのは、その学びをした上で、本当にこの人ではないなとわかってからでいいと思います。
もちろん、そんな学びなんてしたくない!と今思っているのであれば、
私もそれでいいと思います。

あくまでも、「愛をちゃんと学びたい」と思えるかどうかが重要です。

でもそのためにも、自分を癒すことは忘れないでいてくださいね。

自分に優しく、優しく。
自分の心の傷を癒しながら、そして、相手を100%愛する決意をする。

難しいことですが、だんだん楽しくなっていきますよ!

一緒に夫婦を学びましょう。

今日もお読みくださりありがとうございました!

 

 

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