年齢を重ねれば、それだけ経験も積めるわけで、
若い頃よりも、
仕事の面で自信がついていたり、
できないと思っていたことができるようになっていたりと、
人間関係力も、問題解決能力もついていると気づくことも多いでしょう。
でも、恋愛だけは別。
恋愛だけは、どうしても劣等生から変わらない。
なんて難しいでしょう?
相談に来てくださる方の多くも、おそらく20代から同じ悩みを抱えていると感じていることも多いかもしれません。
どうして、恋愛だけは、何度失敗を重ねても、自信に繋がらないのでしょうか?
目次
恋愛は、私たちの「子どもの部分」が現れてくる場所
仕事でも経験を積んで自信をつけていき、
人間関係でも、人とうまく付き合えるようになった。
それなのに、恋愛では傷ついてばかり。
それは、恋愛場面になると、私たちの満たされない部分が、「私を見て!」
と現れてしまうからです。
自己肯定感が低かったり、自分に自信がなかったり、
何かしら、心に傷がある、「幼い自分」。
それは、家族の中で傷ついてしまった自分のようです。
決して家庭に問題があったわけではなくても、
子どもは、親の何気ない一言で傷つくことがあります。
私自身、なぜ自分がこんなにも自己肯定感が低かったのかということを考えると、
決して傷つけるつもりではなかっただろうけれど、母や父の言葉が原因だったということがよくわかります。
そして、親から受けてしまった傷を抱えてしまうと、
それを癒したい一心で、
親に対しては求められなかった何かを、恋愛相手に求められてしまうようなのです。
恋愛相手、結婚相手は、家族と同じくらい、それ以上に近い存在
恋愛相手や結婚相手は、
元々の自分の家族よりも、もっと近い存在になっていくひとです。
恋愛関係の相手は、当然友だちよりも距離が近いわけで、
友だちとの関係の中では、
「私のこと嫌いかも?」と気になる人がいても、
その人に向かって、不安をぶつけたりはせずに、普段の付き合いの中で
探ってみたり、恐怖から距離を置くなど、自分で調整することが可能です。
(その方法がいいかどうかは別として。)
でも、恋愛相手は、向き合う相手でもあるので、
その人の言動に影響を受け、その人に「嫌われたくない」などのような恐怖に反応しながら、
接しなくてはいけません。
近い存在だからこそ、見せたくないところも見せてしまったり、
見たくないところも見えてしまったりと、
自分のパーソナルスペースの中で起きてしまう出来事なだけに、
家族の中で得てしまった間違った思い込みが刺激されてしまいます。
恋愛、結婚相手は、
私たちのエゴが見せてくれる「鏡」の存在なわけですから、
傷ついた部分を癒したくて、子どもの部分がでてきてしまうのです。
この傷を癒すことで、初めて恋愛パターンを変えることができるようになる
彼との関係で不安になった時には、
おそらく、
自分をもっと見て!
私をあるがままに愛して!
私を認めて!
そんな幼い自分の声が隠れているはずです。
その声に気づいたら、彼に自分を認めてもらったり、愛してもらうことで
解消させようとしても、一時的な安心にしかならないので、
自分が自分を安心させることを思い出すことが必要です。
この傷を癒していくことで、恋愛での失敗を必ず学びにすることができ、
恋愛パターンを変えていくことができます。
相手が鏡である以上、
そして私たちの魂が学び続ける存在である以上、
エゴが見せる様々なドラマは当然ずっと続いていきます。
それは夫婦になってから見つめていけばいいのですが、
考えてみると、恋愛時代に、こうやって自分の傷を見せてくれる鏡の存在なんだなと
気づくことができ、自分を成長させるきっかけに変えることができれば
「私っていい恋愛しているわ!」
と思えるようになりますよね。
幼い自分が言っている言葉は
「私は価値がない」
「私が愛されるわけはない」
「私の本当の姿を知ったら、相手は離れていくはずだ」
「私は幸せになってはいけない」
などのような思い込みが多いのですが、これらはみんな、成長過程で得てしまった間違った思い込みでしかありません。
こういう思いを
私は「結婚を邪魔する心理的障害」とも言ってますが、
思い込みでしかない、真実ではない言葉なので、
これらを癒すことが、恋愛や結婚をうまくいかせる方法なのだということを覚えていてくださいね。
今日もお読みくださりありがとうございました。
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